その方法のことを産み分けと言います。
ところが、産み分けについて書かれた情報サイトや子育て雑誌を見ても、複雑だったりそれを行う理由がいまいちよくわからなかったりという方も少なくありません。 ここではそんな産み分けについてのアレコレをQ&A方式でお教えします。産み分けの基本知識
Q.産み分けってどれくらいの人がしているの?
A.3人に1人はしているという調査結果があります。 産み分けについて2010年にコンビタウンが行った調査では、6割強の方には産まれてくる赤ちゃんの性別に希望があると答えていて、その7割(全体の37%)の方が実際に産み分けを行ったと答えています。産み分けは兄弟が増えるにつれて取り組む方が増える傾向にあります。
Q.そもそも男女ってどうやって決まるの?
A.受精卵になる時に決まります。 元々性別を決める遺伝子を持っているのは精子です。それが卵子と結びついて受精卵になる時に、将来男の子になるか女の子になるかが決まります。 ちなみに、染色体のタイプの違いから男の子になる精子のことはY精子、女の子になる精子のことはX精子と呼ばれています。Q.産み分けの方法って?
A.占い、ジンクス、科学的な理論に基づいた自然妊娠の方法や人工受精を用いたものまで様々。 男性社会である日本では、昔から後継者である男の子を出産しなければという切実な問題があり、占いやジンクスで産み分けを行ってきました。占いの中でも高確率なのは『中国式産み分けカレンダー』という母親の年齢とセックスを行った日から占う方法です。 ジンクスの場合は根拠がないものも多いのですが、最近の研究によって精子の振る舞いを左右するものも含まれていることが分かってきました。 例えば、 ・父がコーヒーを飲むと男の子が産まれる→カフェインによってY精子の運動量が増え、X精子の運動量が減るため ・父が長風呂すると女の子が産まれる→Y精子は熱に弱く運動量が低下するため ・父がパイロットや医者の子供は女の子が多い→電磁波や宇宙線を日常的に浴びる仕事に従事しているとX精子の運動量が増えるため というものは実証されているジンクスですので、信頼しても良いでしょう。 科学が発達してからは、どういったメカニズムで産まれてくる赤ちゃんの男女が決定されるのかということが明らかになり、自然妊娠で産み分けを取り入れることも可能になりました。また、人工受精の時に産み分けをする方法も確立されています。Q.どの産み分けが1番メジャーなの?
A.膣内の酸性濃度と精子の特徴を活かした自然妊娠によるものが最もメジャー。 日本では、先程述べました科学的なメカニズムを利用した方法が主流かつ成功率の高い産み分け方法になっています。 膣の酸性濃度は、普段は雑菌などが入り込まないように弱酸性になっていますが、排卵日や性的な興奮を感じた時に分泌される粘液によってアルカリ性に傾くことがあります。X精子は酸性、Y精子はアルカリ性に強いという性質があるので、それを利用して産み分けを行います。Q.産み分けって病院でもできるの?
A.できます。 産婦人科では、先程述べた自然妊娠の方法や産み分けゼリーを使って人工的にそれぞれの精子に適した膣内環境を作る方法を指導してもらえることもあります。 人工受精をする場合には、パーコール法という受精前に精子を男女で分けて受精させる方法や着床前診断という受精卵を検査して希望する性別の受精卵を子宮に戻す方法があります。ただし、着床前診断は現在日本で認められておらず、渡米する必要があり、ハードルも高いです。Q.産み分けの成功率って?
A.日本では70%~80%程度だと言われています。 産み分けの成功率は、行う方法でも前後してきます。次に、日本で行える産み分け方法の確率をまとめました。 ・中国式産み分けカレンダー:64.7% ・アルカリ性・酸性を利用した方法:80%前後 ・パーコール法:70%~80%自然妊娠による産み分け方法について
Q.具体的な方法は?
A.セックスの仕方や頻度を変える。 自然妊娠による産み分けを行う時には、セックスをする日や濃淡に注意しなければなりません。 注意事項については次の表をご覧ください。
Q. メカニズムについて詳しく知りたいのだけど?
A.図を参考にしてください。 まずは、それぞれの精子の特徴を知りましょう。 女の子が産みたい時にはX精子、男の子が生みたい時にはY精子の特徴をご覧ください。


Q.女の子と男の子の産み分け、どっちが難しい?
A.女の子です。 産み分けは性別によって成功率は異なり、男の子の場合の成功率は81%~91%程度、女の子は70%~80%程度というデータがあります。 男の子が産みたいという時には排卵日になってから後出しでセックスが出来ますが、女の子が産みたい時には排卵日をあらかじめ予測する必要があるため難易度は上がります。また、産み分けの時にセックスの濃度を淡白にできていなかったという原因もあるようです。
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