男の子もしくは女の子を産み分けたいと思った時に、よく耳にするのが産み分けのタイミングです。特に、排卵日当日なら男の子、そこから2日前なら女の子を産みやすいとされています。
とはいえ実際に、その通りに産み分けを実践してみても、思い通りの結果にならない可能性もゼロではありません。本当に正しいやり方で実践できていない可能性もあるでしょう。
では、産み分けに排卵日は関係ないのでしょうか。
そこでこの記事では、産み分けと排卵日の関係性や正確な測定方法、ポイントについて解説していきます。
男女の産み分けに排卵日は関係ある

排卵日は、男女の産み分けに関係があります。
排卵日とは、女性の卵巣内にある卵胞が破れ、卵巣内から卵管へ卵子が放出される生理現象が起こる日のこと。女性の膣内の状態は、排卵日に合わせて変化し、性交渉によって精子を受精する状態を作ります。
通常の膣内は、雑菌の侵入を防ぐために酸性にキープされており、排卵日が近づくとアルカリ性に変化します。ここで知っておきたいのが、精子にはX精子とY精子の2種類があり、X精子は酸性に強く、Y精子はアルカリ性に強いことです。
2種類の精子ごとの特徴は、以下の通り。
X精子 | Y精子 |
---|---|
酸性に強い | アルカリ性に強い |
女の子の妊娠に必要 | 男の子の妊娠に必要 |
寿命が2〜3日と長い | 寿命が1日と短い |
Y精子より数が少ない | X精子の2倍の数 |
動きが遅い | 動きが早い |
つまり、膣内が酸性であればX精子を受精しやすくなり、アルカリ性であればY精子を受精しやすくなります。
女の子の産み分けは排卵日の2日前
女の子の産み分けを行いたい場合は、膣内が酸性の状態である排卵日の2日前に性交日を設定しましょう。そして性交日の後は1週間ほど禁欲、または避妊を徹底してください。
また男性側は、排卵日2日前の性交日までの間、3日に1回程度のペースで射精をして精液を減らしておくと良いでしょう。というのも、精液に含まれるX精子は、Y精子の約半分の量であり、精液自体の量を減らしてY精子を減らしておく必要があるためです。
加えて、男性側がタイトで締め付けのある下着を着用しておくことも、女の子の産み分けを成功させるポイントになります。Y精子は熱に弱いため、密着する下着がY精子を減らし、X精子を優位な状態に導きます。排卵日のタイミングと合わせて意識してみてください。
男の子の産み分けは排卵日当日
男の子の産み分けを行いたい場合は、排卵日の当日に性交渉をするようにしましょう。
通常は酸性でキープされている膣内が、排卵日付近ではアルカリ性へ傾くため、男の子の妊娠に必要なY精子に優位な環境が整っています。
また、Y精子はX精子より2倍多く精液中に存在する反面、寿命が1日程度と長くありません。そのため、男性側が排卵日当日の性交日までに5日間程度を禁欲し、精液に含まれるY精子の数を増やしましょう。
男性側の下着に関しては、女の子の産み分けとは反対に、ゆったりとしていて通気性がよく、睾丸を窮屈にさせないものを着用してください。
熱に弱いY精子を減らさないように、睾丸を温める熱い湯船やサウナなども避けましょう。
自分の排卵日はいつ?正確な排卵日の算出方法5選

正確な排卵日を算出することは、産み分け成功の重要な鍵となります。生活習慣や性交渉のスタイルを工夫しても、把握した排卵日が間違っていれば産み分けの効果が実感できません。そこでここからは、排卵日をなるべく正確に把握するための方法を5つ紹介します。
- 基礎体温を計測する
- アプリを周期の目安にする
- 排卵日予測検査薬でチェックする
- おりものの状態から調べる
- 医療機関で超音波卵胞計測をする
基礎体温を計測する
ホルモンの分泌は、女性の体温変化に大きく影響します。中でも注目したいのは、排卵後に分泌される体温を高める作用を持つ黄体ホルモン「プロゲステロン」です。プロゲステロンの作用による体温の変化から排卵日を予測できます。
計測方法は、以下の通りです。
- 婦人体温計・グラフを用意する
- 毎朝目が覚めたタイミングで体温を計測してグラフに記録する
- 今の生理初日から次の生理初日まで(生理周期)の体温変化をチェックする
- 生理周期の体温変化のチェックを3週程度続ける
基礎体温の計測で、生理後に体温が急降下した後に上昇するタイミングが見つかります。そして体温が上昇し始めた1日から2日後のタイミングで排卵日が訪れるので、チェックしてみましょう。
記録を忘れたり、体調を崩した際はメモを残して記録を続けてください。周期が掴みにくい場合は、婦人科に相談するのがおすすめです。
アプリを周期の目安にする
妊活アプリを使用するのも1つの手です。生理開始日と終了日を入力すると、アプリが自動的に大体の排卵日を算出します。自分で基礎体温を記録する手間がかからないので、忙しい女性でも利用しやすいのが魅力です。
一方で、アプリの自動算出は正確性がそこまで高くありません。実際の排卵日とズレがあることも少なくないので、あくまでも目安程度に考えて利用しましょう。
排卵日予測検査薬でチェックする
排卵日予測検査薬は、スティックの形をした検査薬です。尿を採尿部にかけて数分放置するだけで、尿の中に黄体形成ホルモンが存在するかどうかをチェックできます。黄体形成ホルモンは排卵の直前に量が増えるので、その増殖レベルから排卵日を予測できるのです。
黄体形成ホルモンは普段から尿中に存在するものですが、排卵直前に発生する「LHサージ」という急速分泌で量が増えるため、検査薬でのチェックが可能になります。
そしてLHサージから40時間以内に排卵が起こるため、LHサージの発生予測日から連続で検査薬を使うことで排卵日が算出できるのです。統計的には生理予定日の17日前から1日1〜2回程度検査すると予測しやすいので、検査薬を使う際は参考にしてみてください。
おりものの状態から調べる
排卵のタイミング付近になると、膣や子宮から出る分泌物である「おりもの」の状態が変化します。おりものは生理の後の卵胞期から排卵期にかけて量が増え、粘りが強くよく伸びる透明の液状になるのが特徴です。
時期 | おりものの質感 | おりものの色 | おりものの量 |
---|---|---|---|
卵胞期 | さらっと | 茶色 | 少ない |
黄体期 | 糸を引くように伸びる | 透明 | 多い |
生理前 | ドロっと | 白 | 徐々に増える |
おりものが出たタイミングで伸びや質感、色などをチェックし、排卵日の3日ほど前に出るおりものの状態に近いかどうかを確認してください。
医療機関で超音波卵胞計測をする
婦人系のクリニックでは、超音波による卵胞の検査を行っています。超音波検査で卵巣をチェックし、その大きさから排卵日のタイミングを算出できます。
卵胞の変化は、以下の通りです。
- 生理が終わった後から毎日1.5mm前後ずつ大きく成長していく
- 最終的に直径20mm程度まで大きくなる
- 黄体ホルモンが大量に分泌されて卵胞が破れる
- 破れた卵胞から卵胞液と卵子が出て腹腔内へ流れ込む
卵胞は生理周期に合わせて成長、破裂を経て排卵します。そのため、卵胞が20mm程度まで成長した状態を超音波検査で確認できれば、排卵日の直前であることを把握できるのです。
超音波卵胞計測を受けるタイミングは、生理周期が28〜30日である場合は、生理から12〜14日後が推奨されています。
女の子の産み分けで排卵日以外に大切なポイント

ここからは、女の子の妊娠を希望している場合に意識してほしいポイントを紹介します。排卵日から設定したタイミングで性交渉を行うだけでなく、ぜひ以下のポイントも実行して成功率を高めてみてください。
- ピンクゼリーを使用する
- オーガズムを感じない性行為をする
- 結合が浅い体位をとる
ピンクゼリーを使用する
「ピンクゼリー」は、膣内に注入することで膣内をX精子が優位になる酸性へ導くアイテムです。膣内がph5〜6の弱酸性になるため、X精子が生き残りやすい環境の中で性交渉ができます。
排卵日から設定したタイミングで性交渉をする際に、ぜひ利用してみてください。性交日の調整にゼリーの力を上乗せすれば、産み分けが実現しやすくなります。
オーガズムを感じない性行為をする
女性はオーガズムを感じると、子宮と膣の接続部分からアルカリ性の粘液を分泌します。そのため、せっかく膣内がX精子に有利な酸性になっていても、アルカリ性の状態へ傾けてしまう可能性があります。
X精子を受精させて女の子の産み分けを行いたい場合は、なるべく膣内を酸性の状態でキープしたまま性交渉を行う必要があります。女性の性感帯を刺激せず、オーガズムに達しないさっぱりとしたスタイルの性交渉を意識してみてください。
結合が浅い体位をとる
女の子の産み分けを意識した性交渉では、結合が浅めの体位を選びましょう。膣の奥にある子宮頚管はアルカリ性であり、奥まで挿入してしまうとX精子に不利だからです。
Y精子の寿命は1日程度しかないので長距離の移動に適していませんが、X精子は3日前後の寿命を持っているため、長距離の移動を乗り越えて卵子に辿り着けます。さらに結合の浅い性交渉は女性がオーガズムに達しにくいため、膣内が酸性にキープされ安く、X精子が受精する確率は上昇。Wの対策で産み分けに挑めます。
男の子の産み分けで排卵日以外に大切なポイント
ここからは、男の子の産み分けで実行すべき大切なポイントを紹介します。排卵日から性交日を設定するだけでなく、ぜひ以下のポイントも意識して妊活に取り入れてみましょう。
- グリーンゼリーを使用する
- リンカルを服用する
- 男性側は最低でも5日間は禁欲する
グリーンゼリーを使用する
Y精子が有利になるアルカリ性の状態へ膣内を導く「グリーンゼリー」の使用は、男の子の産み分けにおすすめです。ph8〜9前後の弱アルカリ性のゼリーが、Y精子が生き残りやすい膣内を作り、男の子の産み分けを成功へ導きます。
使い方はピンクゼリーと同様。湯煎して溶かし、性交渉の5分程度前に膣内へ注入します。多くのゼリーは、シリンジで衛生的かつ手軽に注入できるものが多いため、初めて産み分けゼリーを使う場合もスムーズに利用できるでしょう。
リンカルを服用する
リンカルとは、カルシウムや鉄分、リンなどを含むリン酸カルシウムのサプリメントです。本来は生まれてくる乳幼児の先天異常のリスクの低減に利用されていましたが、Y染色体の活性化を促す効果も期待できることが判明し、産み分けにも利用されるようになりました。
産み分けにリンカルを使用する際は、1日に4錠前後を3ヶ月程服用しましょう。服用を開始する期間やタイミングは指定されていませんが、なるべく毎日欠かさず服用するようにしてください。
男性側は最低でも5日間は禁欲する
男の子の産み分けを目的とした性交渉を行うとき、重要なのは男性側の禁欲です。男の子の妊娠を希望した性交渉の日まで、最低でも5日間程度は禁欲しましょう。
禁欲することで精子の量は多くなり、もともとX精子より2倍の量が含まれているY精子は、より量が増えて着床の確率が高くなります。
禁欲でY精子の量が増えれば、X精子より寿命が短く、本来の膣内の状態である酸性に弱いというY精子のウィークポイントもカバーできます。
まとめ:産み分けをするなら排卵日の測定とポイントをおさえよう

男女の産み分けは100%成功するとは限りません。しかし、排卵日の測定やポイントをおさえて取り組めば、理想の産み分けが成功する確率は大きく高まるでしょう。
なお、産み分けの成功には排卵日の把握だけでは、難しいかもしれません。
そこで、産み分けゼリーの活用がおすすめです。
産み分けゼリーとは、膣内の環境をアルカリ性もしくは酸性の環境づくりをサポートするゼリーのこと。女の子ならピンクゼリー、男の子ならグリーンゼリーの使用で、適した環境作りに役立てられます。
産み分けゼリーは、産み分けの性行為時に女性の膣内に挿入して使用します。また原料は、ビネガーやベーキングパウダーといった食物なので、安全性も高いです。
産み分けゼリーの使用で、男の子や女の子の産み分け確率をより高められるとされていますので、ぜひ活用してみてください。
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