産み分けの失敗とは、『女の子(男の子)を産みたかったけれど男の子(女の子)が産まれる』ということを指します。
どちらにしても子供はかわいいものですが、なるべくなら希望する性別を産みたいと思っている人は多いでしょう。どうして失敗してしまうのでしょうか?産み分けに失敗してしまった夫婦の話から考えてみましょう。
産み分けに失敗してしまった体験談
まずは、産み分けに失敗してしまったという人の話を伺いましょう。ここでは、タイミング法と酸アルカリ法を併用した人の話を集めました。

産み分け失敗の共通点は?
産み分けに失敗した人の理由には、次の4つがあげられます。
それは、
・諦めてしまう
・間違った方法をもとに産み分けをしている
・夫の生活の見直しをしていない
・産み分けのための病院や用品を使わないようにしている
ということです。それぞれの理由となぜ失敗に繋がるのかということを考えていきましょう。
どうして諦めてしまうの?
諦めてしまう理由のまず1つめには年齢的に『そろそろ産まなければ…』という焦りが出てくることがあげられます。
何が間違っているの?
方法を間違っている可能性があるのは次のポイントです。
・排卵日予測の方法は正確か
・セックスの内容は適切か
・科学的に確かな情報を使っているか
それぞれ見ていくことにしましょう。
排卵日予測の方法は正確か
排卵日の予測には、基礎体温を使用しているという人が多いのではないでしょうか。基礎体温の計測は、朝起きて布団の中にいる状態で婦人体温計を使って検温することになります。
毎日続けて測り記録していくことで、下図のような体温の変化が見られることになります。

しかし、ここまでしても基礎体温を使った排卵予測は正確性に欠けるとも言われています。正確な排卵予測は、『基礎体温<排卵検査薬<病院での検査(血液・超音波など)』という順になります。
セックスの内容は適切か
セックスの内容は、下記に示したようなそれぞれの精子の特徴を活かした産み分けをするためにも重要になります。
・Y精子(男の子になる精子):アルカリ性に強く、酸性に弱い
通常時は弱酸性ですが、膣分泌液が弱アルカリ性のため、大量に分泌されると中和されて弱アルカリ性にまで傾くことになるのです。
そのため、排卵日当日に女性が性的な興奮を感じるようなセックスをすると男の子が、排卵日前に性的興奮を感じないようなセックスをすると女の子が産まれやすくなります。
しかし、セックスのときに『どれくらいにすればよいのか』ということは個人差や当日のコンディションなどにもより、調整がしづらいところになります。
そのため、『これくらいでいいだろう』と思っていても実際には弱アルカリ性になるほどの膣分泌液が分泌されていなかったりすることがありますし、その逆もあり得るのです。
科学的に確かな情報を使っているか
産み分けは遥か昔から行われていたことですので、迷信や占いなど、科学的に不確かな情報をもとに産み分けをしていることもあります。
排卵日に関しては、先ほどお話した膣内の酸性濃度やそれぞれの精子がもつ寿命などから導き出された産み分け方法になりますし、酸アルカリ法自体も正しい方法です。
しかし、『満月にセックスをすると男の子が産まれる』というものや、『女性がお肉をたくさん食べると男の子、野菜をたくさん食べると女の子』というようなものは迷信ですので過信しないようにしましょう。
夫の生活の見直しは必要?
精子の運動量につきましても、男性の普段の生活に気をつけていなければ、せっかく排卵日や膣の状態を目的の性別の精子に合わせたところで『精子がほとんど動いていなかった』ということになりかねません。精子の運動量につきましては下表をご覧ください。

産み分けに失敗してしまった人の多くは、夫の生活についてはノータッチだったということが多いです。
産み分けのための病院や産み分け用品を使うと何が違う?
最後に、産み分けに失敗した人には『病院や産み分け用品に頼らないようにしている』という人が多いということです。
先ほどもお話しましたが、病院は排卵日の予測を正確に行えますし、ドクターに産み分けのアドバイスをしてもらえるので『どの産み分け方法が正しく、どの産み分け方法が迷信』だということを判断することができます。
産み分け用品には、排卵日予測をするための排卵検査薬のほかに産み分けゼリーというものがあります。
産み分けゼリーは射精の前に膣へ直接注入するかたちで用います。酸性濃度を人工的に調節された産み分けゼリーを使うことで、セックスの内容によらず膣内の酸性濃度を目的の性別の精子に合わせることが可能になるのです。
何をどこまで使用するかは個人の事情によって変わってくることになるとは思いますが、『使えるものは使う』という貪欲な姿勢も成功させるためには必要になってくるのです。
産み分け成功のポイント