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知られていない、中国式産み分けカレンダーの本当の的中率

みなさんは、「中国式産み分けカレンダー」をご存知でしょうか。

 

中国式産み分けカレンダーは、13世紀頃の中国で開発された産み分け方法です。科学者の手によって中国の王家の墓から発掘され、最近では、生まれてくる性別を自動計算してくれるサイトも出てきています。

 

費用がかからず、特別な準備も必要ないため、お手軽にできる産み分け方法として人気を得ているようです。 ところが、その信憑性に関しては、謎に包まれています。

 

先人の知恵と言えど、一体、どの程度信頼して良いものなのでしょうか。今回は、中国式産み分けカレンダーの的中率について、検証していきたいと思います。

中国式産み分けカレンダーとは

中国式産み分けカレンダーとは、古来中国の科学者が、王宮での男女の出生記録を統計的にまとめ、カレンダーとして作成したものです。

女性が妊娠したときの数え年と、妊娠した月(受胎月)を照らし合わせることによって、産まれてくる子の性別を導き出します。
当時発見された原本は、北京の化学研究所にて保管されており、中国内では、今でも参考にされるお医者様もいらっしゃいます。

中国式産み分けカレンダーの見方

 

写真1 中国の風景_1

 

「中国式産み分けカレンダーの見方」 カレンダー

では、実際のカレンダーを見てみましょう。

 

kkk ママの年齢と受胎日が交差するところが、生まれてくる子の性別です。 カレンダーを使用する前に理解しておくべきことは、この産み分けカレンダーは旧暦(太陰太陽暦)を元に作成されているということです。

 

現在、私達の時代では新暦(太陽暦/グレゴリオ暦)を使用しているため、カレンダーを使用する前に、暦を旧暦に変換してやる必要があります。

 

また、満年齢ではなく数え年を元にしてあるため、こちらも自分の年齢を計算し直してみましょう。

補足:数え年とは

中国を起源にし、日本、韓国、ベトナムなどの東アジア諸国で用いられている年齢・年数の数え方の一つ。

 

現在の主流である満年齢(生まれた時点での年齢を0歳とし、誕生日前日午後に1歳を加算する方式)とは違い、生まれた時点での年齢を1歳とし、以降、元旦が来るごとに1歳を加算する。

数え年の計算方法

数え年は、生まれた歳を1歳とし、それ以降は1月1日に1歳年をとるという考え方です。その為、変換の際には、誕生日前である場合は2歳を加算、誕生日後である場合は1歳を加算をしてやります。

 

(例)

 

1988年6月15日生まれ

 

・2017年1月1日〜2017年6月14日

 

満年齢 28歳 → 数え年 30歳

 

・2017年6月15日〜2017年12月31日

 

満年齢 29歳 → 数え年 30歳

 

旧暦の変換方法

旧暦では、一年を354日としています。従って、新暦と比較すると一年で11日ものズレが出てきてしまいます。

 

新暦を旧暦に変換するには、3年に一度、1ヶ月分を足す必要があります。

中国式産み分けカレンダーの的中率

 

写真2 疑問_1

 

中国式産み分けカレンダーの的中率は、一般的に、中国人で99%、アジア人(日本人を含む)で90%、アメリカ人で85%と言われています。この数字だけを見れば、驚くほど高い的中率であることがわかります。

 

ところが、この数字に関する科学的根拠は一切ありません。インターネットで確認できるものに関しても、出典元は明記されておりません。

 

中国式産み分けカレンダーは、古い資料であるがために、統計データを指し示すものが現存しません。確率に関してはあくまでも「このように言われているだけ」と捉えるべきです。

 

費用も準備も必要ない産み分け方法ですが、あくまでも占いの位置付けにあるもの、と考えておいた方が良さそうです。

 

具体的な根拠はありませんので、過度に期待をせず、「何もしないよりは成功率が上がるのかな」という感覚で取り入れてみるのも良いかもしれません。

赤ちゃんの性別を決めるのは、受精した精子の染色体の種類

 

イラスト1 精子_1

 

では、実際はどういった産み分け方法に頼るのが良いのでしょうか。 まず、赤ちゃんの性別がどうやって決まるのかをおさらいしておきましょう。

 

赤ちゃんの性別を決めるのは、卵子に受精する精子が持つ染色体の種類です。精子には、X染色体を持つX精子、Y染色体を持つY精子の2種類が存在します。

卵子は精子とは異なり、X染色体を保有するもののみが存在します。
そこに、X精子が受精した場合、子の性染色体はXXとなり、女の子が誕生します。 逆に、Y精子が受精した場合は、子の性染色体はXYとなり、男の子が誕生するわけです。

決めては、受精する精子の種類のコントロール

X精子、Y精子には以下のような特徴があり、これを利用することによって、受精する精子をコントロールすることが可能です。

 

・X精子=酸性に強くアルカリ性に弱い

 

・Y精子=アルカリ性に強く酸性に弱い

 

つまり、赤ちゃんの産み分けをするためには、膣内環境を以下のように調節してやりましょう。

 

・女の子が欲しい場合=膣内を酸性にする → X精子が活発に動けるようになる

 

・男の子が欲しい場合=膣内をアルカリ性にする → Y精子が活発に動けるようになる

 

最もお手軽にできるのは産み分けゼリー

膣内の酸性・アルカリ性度数を調節するために、お手軽に実践することが出来るのが、産み分けゼリーの利用です。 産み分けゼリーとは、膣内のpH(酸性か、アルカリ性か、の値)を調節する方法です。

 

ゼリーには下記の2種類があり、いずれかを性行為の前に膣に注入し、膣内を酸性またはアルカリ性に傾けます。

 

◯女の子用:膣内を酸性に調節し、女の子を出来やすくする

 

◯男の子用:膣内をアルカリ性に調節し、男の子を出来やすくする

 

〈使用方法〉

 

1.ゼリーを準備する

 

2.膣内に注入する

 

3.性行為を行う

 

*使用方法は、メーカーによって若干異なる場合もあります。
ゼリーは、インターネット上で購入することができ、お家でパパと一緒に試すことが出来ます。また、値段も1セット(6〜7本)約10,000円〜15,000円と、病院での産み分けに比べ安価なので、初心者の方でも「試しにやってみよう」という感覚で手を出しやすい方法です。

産み分けゼリーは、自然由来の成分に基づく安全な産み分け法。是非、取り入れてみよう

産み分けゼリーに関して、よく心配されるのが、

このような人工的な方法で胎児に障害が残らないのか、ということです。
しかし、産み分けゼリーの成分は、お酢や重曹などの自然由来のものがほとんどで、胎児や母体に影響が出ることはありません。

 

もし心配な方は、メーカーのホームページに成分が細かく記載されているので、確認してから購入するようにしましょう。また、メーカーによっては「皮膚刺激性の試験」などのテストを行っている場合もありますので、しっかりテスト済みの製品を選ぶと良いでしょう。

 

如何でしょうか。

 

どんな産み分け方法にも100%はありません。

 

医療機関で行う産み分け指導でも8割程度と言われています。 ただ、男の子でも女の子でも、大切なお子さんであることに代わりはありません。

 

希望した性別が授からなかった場合でも、きちんと育てる覚悟を持って、トライしてみてくださいね。

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