産み分けで重要といわれている排卵日の予測ですが、意外と難しく、誤った方法で行っている人もいます。ここでは、正しい排卵日の予測の仕方と失敗してしまった私の経験をお教えしたいと思います。
男女の産み分けと排卵日の関係
産み分けに排卵日が重要だという話は聞いたことがある人は多いと思います。これは、X精子(女の子になる精子)やY精子(男の子になる精子)の寿命や酸性濃度への耐性を利用した方法になります。


この特徴をどのように利用すると産み分けができるのかを下記にまとめました。
セックスをする日とその理由
X精子(♀):排卵日2日前
女性の膣内は排卵日以外には弱酸性の状態になっていることと、X精子の寿命の長さを利用するため。精子が時間経過によって劣化してしまう可能性も考えて『2日前』の方が、妊娠ができる可能性が高い。
Y精子(♂):排卵日当日
排卵日当日の弱アルカリ性の膣分泌液が大量に分泌されることで、膣内の酸性濃度が弱アルカリ性にまで変化する。Y精子は短命だが、Y精子の方が泳ぐスピードが速いと言われているため、酸性濃度とスピードがあるという理由から『排卵日当日』のセックスがすすめられている。
排卵日の予測方法
排卵日の予測をする方法は、病院で超音波検査や血液検査をしてもらう方法や排卵検査薬を使用する方法、基礎体温を測って生理周期から予測をする方法の3つの方法があります。 この中でもっともメジャーでコストがかからない方法が、基礎体温を使った方法です。
この方法は、毎朝基礎体温を記録することで女性の生理周期を割り出す方法です。そうすると次回の排卵日が特定でき、産み分けに活かすことができるのです。
基礎体温の測り方
基礎体温はただ体温を測ればよいというものではありません。基礎体温の測り方には下記のようなポイントがあります。
1.毎朝、布団の中で寝転んでいる状態でなるべく決まった時間に測る。
2.舌の裏側にある筋の根元に婦人体温計を当てて計測する。
3.基礎体温の計測中には口を閉じておく。
4.睡眠時間は最低でも4時間は必ずとっておく。
5.深酒はしない。
6.(余裕があれば)その日の体調や気分を記入する。
「こんなにきまりがあるの!?」と驚かれた人もいるかもしれませんね。それぞれの理由について見ていくことにしましょう。

1.毎朝、布団の中で寝転んでいる状態でなるべく決まった時間に測る。
基礎体温を測るときには、朝起きて布団の中にいる状態で婦人体温計を使って検温します。基礎体温とは、人間が生きる上で必要な最低限のエネルギーを使っている状態の体温です。あくびや伸びなど、ちょっとでも身体を動かしてしまうと体温が上がってしまい、正確に測れなくなってしまいますので注意しましょう。
また、基礎体温の計測は朝の忙しい時間での一手間になりますので、記録が飛び飛びになってしまう人もいます。このような記録も正確に生理周期が予測できなくなりますので気をつけましょう。
2.舌の裏側にある筋の根元に婦人体温計を当てて計測する。
3.基礎体温の計測中には口を閉じておく。
口を空けてしまいますと、空気が口内に入ることになり、正確な体温を測れなくなってしまいます。あくびなどもぐっと我慢するようにしましょう。
4.睡眠時間は最低でも4時間は必ずとっておく。
睡眠時間の短さや睡眠の浅さによって基礎体温が左右されることがあります。
5.深酒はしない。
深酒は睡眠の質を悪化させてしまいます。4でもお話したように、睡眠の質が悪くても正確な基礎体温が計測できなくなってしまいますので控えるようにしましょう。
最初は決まりも多くて大変に感じるかもしれませんが、習慣になってきますと楽になります。また、生理周期の予測をするには最低でも2ヵ月の基礎体温のデータが必要になります。
そして、生理周期が分かってからも、産み分けの失敗を予防するためにも計測を続けるようにしましょう。
生理周期の判断の仕方
基礎体温のグラフの読み方
基礎体温を測ってグラフに記述し、点と点を結んでいくと、次のような線グラフが描かれます。

この線グラフの例を使って、正しい生理周期の割り出し方を見ていくことにしましょう。
まず、生理がはじまったときからは低温期に入ることになります。それから約2週間低温期が続くことになります。その後、低温期から高温期に変わるときに排卵が起こることになります。排卵後からは高温期と呼ばれています。
排卵があるとすぐに体温が上がるわけではなく、排卵後から徐々に体温が上がり続け、最高の体温になるまでには2~3日程度かかることになります。低温期と高温期の基礎体温の差は、一般的には0.3度以上といわれています。
しかし、これは目安なので必ずしもこのようになるわけではありません。中には低温期と高温期の差が明確に分かりづらいという人もいますので、参考程度にしておきましょう。
産み分けで何よりも重要なのが、排卵日を割り出すことになります。排卵日は、低温期から高温期の切り替わりがわかりやすい人もいればわかりづらい人もいます。切り替わりが分かりやすい人の場合には、排卵日当日にぐっと体温が下がります。
もしその体温がぐっと低くなる日が現れなかったという場合には、高温期の安定した体温から遡るようにして計算することになります。排卵は生理周期のちょうど真ん中あたりになりますので、それも良い判断材料になるでしょう。
生理周期の計算方法
生理周期は、生理があった日を1日目として、次の生理がはじまるまでに何日あるのかということを数えることになります。この生理周期は、25日~38日の間で個人差があります。
よく使われるインターネットの計算サイトなどでは、月経の周期に関わらず、次回の月経予定日から遡って12日目~15日目の間に排卵が起こるというオギノ式が用いられています。この方法は、
私の排卵日計算失敗談
ここまで、基礎体温を使った排卵日の予測方法についてお話しました。最後に、私の排卵日計算の失敗談についてお話したいと思います。 私が基礎体温を計測しはじめたとき、つい忘れてしまう日があり、最初は記録が飛び飛びになってしまっていました。
1ヵ月が過ぎて、やっと習慣になってきたなと思ったところで、計測方法が誤っていて最初からやり直し、という苦い経験もあります。
そうして、やっと正しい基礎体温の記録が溜まってきたところで、排卵日の計算にインターネットでオギノ式の計算方法を利用して失敗してしまいました。生理周期は人それぞれ違っていますし、ぼんやりと排卵日が分かったところで産み分けに使用することはできません。
その失敗を防ぐために有効だと言われているのが産み分けゼリーです。
産み分けゼリーは膣に弱酸性や弱アルカリ性のジェルを入れますので、もし排卵日がずれてしまっていても目的の性別の精子以外は子宮に辿り着きにくくなります。
絶対失敗したくない、という人はぜひ試してみるとよいでしょう。