排卵検査薬を使った産み分け方法には、タイミングを見極めるためのポイントがあります。
特にくっきりと濃いラインが現れる強陽性が出た際には、男の子・女の子によって求められる対応も変わってきます。
そこで本記事では、排卵検査薬のメリット・デメリットを踏まえながら、性交渉の最適なタイミングについて具体的に解説していきます。
自宅で始められる産み分け方法をお探しの方は要チェックです。
そもそも排卵検査薬とは?正しい使い方を解説!

排卵検査薬は、女性の体内で排卵前に増加する黄体形成ホルモン(LH)を検出することで、排卵日を予測するツールです。排卵直前に分泌されるホルモンを検査薬で把握し、排卵が起こるであろう前に排卵日を特定します。
今回の記事では産み分けのいち手段としてご紹介していますが、本来は生理周期を把握したり、妊活をサポートするアイテムとして使われているものです。
使い方は妊娠検査薬と似ていて、体温計のような形状のスティックに直接尿をかけ、浮き上がってくるラインの本数や濃淡でホルモンの量を把握します。副作用や食事制限などは必要ないので、誰でも簡単に利用できますよ。
ただし、利用する前に排卵検査薬に同封されている説明書をしっかりと読むようにしてください。使用に際して「朝一の使用は避けてください」や「検査中にスティックを傾けないでください」といった注意書きが必ずあります。
説明書の内容は排卵検査薬によって異なるので、使い慣れている人でも必ず目を通しておきましょう。
排卵検査薬を使った産み分けのメリット・デメリット
排卵検査薬を使った産み分けは、実際にやっている人も多い比較的メジャーな手法ですが、その効果は実際のところ一長一短です。
メリット | デメリット |
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メリット・デメリットをそれぞれ把握しておき、産み分けにうまく取り入れていきましょう。
排卵検査薬を使った産み分けのメリット
排卵検査薬の大きなメリットは、排卵が起こるよりも前に排卵日を予測できることです。
基礎体温を記録するだけでは妊娠しやすいタイミングの予測まではできませんが、排卵検査薬を使えば事前にタイミングを図れます。
また、排卵検査薬ならわざわざ病院やクリニックへ行かなくても、手近なドラッグストアで購入できます。
最近ではネット通販でも購入できるようになっているので、口コミを参考にしながら手軽に始められるのも魅力です。
排卵検査薬を使った産み分けのデメリット
先ほども少しお伝えしましたが、排卵検査薬はもともと妊娠しやすいタイミングを見極めるものであり、産み分けのために作られているアイテムではありません。
あくまで男の子(女の子)が生まれやすいタイミングを予測できるだけであって、産み分けに直接的な効果を発揮するものではないことが前提となります。
また、生理周期が乱れやすい人は正確な予測が難しく、排卵検査薬を使っても反応しないまま排卵することがあります。
女の子の場合は排卵日の2日前にタイミングを取らないといけないので、慣れるまでは使いこなすのがかなり難しいでしょう。
排卵検査薬で産み分けをする方法とは?
女性の膣内は排卵の前と後で酸性・アルカリ性が変わります。
排卵の2日前までは女の子をつくるX精子が有利になる酸性に、排卵当日は男の子をつくるY精子が有利になるアルカリ性になると言われています。
つまり、排卵日を予測する妊娠検査薬を活用すれば、産み分けに有効なタイミングも把握できるという仕組みです。
女の子が欲しい場合
女の子の産み分けをしたい場合は、排卵日の2〜3日前に性交渉をする必要があります。排卵検査薬で尿のホルモンレベルをチェックし、陰性もしくはうすい陽性になったら性交渉のタイミングを取ります。
排卵検査薬で反応が出るのは排卵が起こる24時間くらい前なので、排卵日2〜3日前というタイミングを見極めるのは難易度が非常に高いとされています。
正確に把握するためには、基礎体温を毎日記録したり、排卵予定日の5日くらい前から毎日排卵検査薬でチェックしましょう。
男の子が欲しい場合
男の子の産み分けをしたい場合は、排卵日の当日に性交渉をします。排卵検査薬でチェックし、陽性になった翌日に性交渉のタイミングを取りましょう。
男の子の産み分けのタイミングをとるのは比較的簡単と言われていますが、月経不順が起こりやすい人は排卵検査薬を使っても排卵日が分からない可能性があります。自分で判断できないと思ったときは、産婦人科に相談することをおすすめします。
排卵検査薬で強陽性が出たら?産み分けのタイミングを解説
排卵検査薬を使っていると、陽性の中でも高い数値を示す「強陽性」が出ることがあります。
陽性を示すラインが濃く出たり、ラインの本数が増えたりと、排卵検査薬によって反応の出方は異なりますが、どれも排卵が直後に迫っていることを示すものです。強陽性が出ると、早ければ15時間くらいで排卵が起こります。
強陽性が出た場合は、男の子が欲しい人と女の子が欲しい人で対応が異なるので注意しましょう。
女の子が欲しい場合の強陽性のタイミング
女の子が欲しい場合は、強陽性が出たら性交渉のタイミングを取るのは辞めておきましょう。排卵が近づけば近づくほど、膣内がアルカリ性になって男の子が生まれやすくなります。女の子を生むためには、排卵の2〜3日前をねらうのがベストです。
男の子が欲しい場合の強陽性のタイミング
男の子が欲しい場合は、強陽性が出た当日もしくは翌日にタイミングを取りましょう。できれば当日中、強陽性を確認したその日のうちに性交渉ができれば、産み分けの成功率が高くなります。
ただし、排卵日に性交渉をすれば必ず男の子が生まれるというわけではないので、そこは理解しておきましょう。
産み分けにおすすめの排卵検査薬を紹介
ここからは産み分けにも使えるおすすめの排卵検査薬を3つご紹介します。
ご自身の予算やライフスタイルに合わせて、使いやすいものを選んで試してみてください。
排卵検査薬名 | 特徴 |
ドゥーテストLHa | 安心して使える設計 |
チェックワンLH・Ⅱ | コスパよくスピード判定 |
ハイテスターH | 初めての人でも分かる「ライン判定」 |
ドゥーテストLHa

価格 | 4,180円 |
内容量 | 12回分 |
LH検出感度 | 30mIU/mL |
公式サイト | ロート製薬オンライン |
ドゥーテストLHaは、さまざまな健康医薬品を販売しているロート製薬の妊娠検査薬です。
検査薬のスティックは少量の尿をしっかりとキャッチする構造になっているのでハネにくく、衛生面的に抵抗がある人でも使いやすくなっています。
妊活や産み分けをしている人たちの間でもユーザーが多く、近くのドラッグストア等でも購入しやすい商品です。
チェックワンLH・Ⅱ

価格 | 3,850円 |
内容量 | 10回用 |
LH検出感度 | 40mIU/L |
公式サイト | チェックワンLH・Ⅱ |
コストを抑えて継続的に排卵検査薬を使いたい人は、チェックワンLH・Ⅱがおすすめです。シンプルな設計で使いやすく、1回約380円と、他の排卵検査薬よりもかなりコスパ良く設計されています。
尿をかけてから結果が出るまでの時間も約3分と非常に短いので、ストレスなく使い続けられます。
ハイテスターH

価格 | 4,818円 |
内容量 | 10回分 |
LH検出感度 | 30mIU/mL |
公式サイト | ハイテスター®H |
ハイテスターHは、排卵検査薬を初めて使う人でも分かりやすい設計が特徴です。ラインの濃淡ではなく本数で排卵日を判定するため、強陽性の変化がひと目で分かるようになっています。
また、スティックの本体に日付を記入する欄があるので、結果の変化を見比べて産み分けに役立てられるのも魅力です。お値段は少々割高ですが、使いやすい排卵検査薬を選びたい人はハイテスターHをおすすめします。
産み分けの成功率を上げる「産み分けゼリー」の併用もおすすめ
「排卵検査薬でタイミングを取るのが難しい」「排卵検査薬だけでは心もとない」と感じる人には、産み分けの成功率を上げる方法の一つとして「産み分けゼリー」をおすすめします。
産み分けゼリーは性行為前に膣内へゼリーを注入することで、女の子の場合は酸性に、男の子の場合はアルカリ性にpH値を調整します。排卵検査薬は膣内のpH値が変わるタイミングを見極めるものでしたが、産み分けゼリーはそのメカニズムを活かしているという訳です。
産み分けゼリーは排卵検査薬とも併用できるので、排卵日を予測したうえで産み分けゼリーを使えば、希望する性別の赤ちゃんが生まれる可能性をより高められるでしょう。排卵検査薬と同様にオンラインの通販で手軽に購入できるので、いろいろな手段を組み合わせて産み分けにチャレンジしてみてください。
産み分けゼリーについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧になってください。

排卵検査薬の産み分けに関するよくある質問
最後に、排卵検査薬の産み分けについてチェックしておきたいポイントをまとめました。
- Q.強陽性なのに女の子が産まれるケースはある?
- Q.排卵検査薬で強陽性から何時間後に排卵する?
- Q.排卵検査薬で強陽性の翌日でも妊娠できる?
- Q.そもそも産み分けは本当に可能ですか?
- Q.排卵日前日に産み分けをするにはどうしたらいいですか?
- Q.パーコール法で産み分けできる確率はどれくらいですか?
Q.強陽性なのに女の子が産まれるケースはある?
排卵検査薬を使ったとしても、実際の排卵のタイミングや周期には個人差があります。そのため、強陽性が出たとしても、排卵日のずれが生じて女の子が生まれる可能性はゼロではありません。
もし「強陽性なのに女の子が産まれた」という情報を目にしても鵜呑みにせず、あくまで一つのレアケースとして参考程度に留めておきましょう。
Q.排卵検査薬で強陽性から何時間後に排卵する?
排卵検査薬『ドゥーテストLHa』を販売しているロート製薬によると、排卵検査薬で陽性になったタイミングから40時間以内に排卵が起こるとされています。もちろん、実際のタイミングを完全に把握することはできないので、多少の前後幅はあるでしょう。
Q.排卵検査薬で強陽性の翌日でも妊娠できる?
妊娠をするために必要な卵子は、排卵後から約24時間生存すると言われています。そのため、仮に排卵検査薬で強陽性が出たのが正午12時だった場合、遅くとも翌日の午前中にタイミングをとることで妊娠できる可能性があります。
ただし、強陽性はその後すぐ排卵が始まることを示すサインなので、妊娠したい場合はできるだけ早めにタイミングをとるよう心がけましょう。
Q.そもそも産み分けは本当に可能ですか?
産婦人科によっては、医師の指示のもとで服薬や通院をする「産み分け指導」を実施しており、事前の対策で産み分けができるようになる可能性は十分にあります。
ただし、産み分けというのはあくまで女の子(男の子)が生まれやすい環境を整えるものに過ぎません。
そのため、希望する性別の赤ちゃんを確実に産み分けられる訳では無いという認識は持っておきましょう。
Q.排卵日前日に産み分けをするにはどうしたらいいですか?
基本的には女の子は排卵日の2日前、男の子は排卵日の当日または翌日に性行為をすることで生まれやすくなります。そのため、排卵日前日に産み分けをするのはあまりおすすめできません。
そのうえで、もしどうしても排卵日前日に産み分けをしたい場合は、性行為のときに産み分けゼリーを使用して膣内のpH値を調整しましょう。
Q.パーコール法で産み分けできる確率はどれくらいですか?
パーコール法は産婦人科で行われる産み分け方法の一つで、男性の精子をX精子とY精子に分離し、人工授精で子宮に注入するという手法です。人工授精なので確実に産み分けができると思われがちですが、自然妊娠と同じように、超音波検査をするまで赤ちゃんの性別はわかりません。実際、日本産科婦人科学会もパーコール法は科学的根拠を持たないとしています。
産み分けの成功が100%保証されているものでは決してありませんので注意しましょう。
パーコール法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧になってください。
産み分けゼリーについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧になってください。
排卵検査薬を使った産み分けについて | まとめ
排卵検査薬名 | 特徴 |
ドゥーテストLHa | 安心して使える設計 |
チェックワンLH・Ⅱ | コスパよくスピード判定 |
ハイテスターH | 初めての人でも分かる「ライン判定」 |
以上、排卵検査薬を使って産み分けをする方法について解説しました。排卵検査薬はタイミングをとるのが難しく、個人差もかなりあるので慣れるまでは大変に感じるかもしれません。
しかし、コツを掴めば産み分けの成功率をアップさせる強い味方になってくれますので、ぜひ今回の情報を役立ててみてください。
また、排卵検査薬が自分には合わないと感じた方は、「産み分けゼリー」等の他の手段も検討してみてくださいね。
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