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産み分けするならカフェインは摂取しちゃダメ?真相と与える影響を紹介

「妊娠中のカフェイン摂取はダメ」とはよく耳にしますが、その理由をしっかりと理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。

体がデリケートになっている妊婦さんがカフェインを過剰摂取すると、不眠や吐き気、頭痛など、さまざまなリスクをもたらす可能性が指摘されています。特に、胎児の発育がさかんな妊娠初期にカフェインを摂りすぎると、生後の赤ちゃんの発育にも影響が及びかねません

本記事では、妊娠中のカフェイン摂取が赤ちゃんに及ぼし得る影響について解説していきます。正しい知識や適正な摂取量をチェックし、母子ともに元気な状態で出産を迎えましょう。

妊娠中のカフェインはなぜダメ?赤ちゃんに与える影響とは

妊娠中のカフェインはなぜダメ?赤ちゃんに与える影響とは

眠気覚ましやリフレッシュのために愛飲している人が多いカフェインですが、刺激が強すぎるゆえにさまざまなデメリットが報告されているのもまた事実です。特に、体調に変化が起こりやすい妊婦さんとお腹の中にいる赤ちゃんには、カフェイン摂取による健康リスクが懸念されています。

ここでは、妊娠中にカフェインを取りすぎた場合に起こり得る3つのデメリットをチェックしていきましょう。

  1. 赤ちゃんの寝付きが悪くなるリスクがある
  2. 赤ちゃんの落ち着きが悪くなるリスクがある
  3. 妊娠中のお母さんも体調不良になる可能性

【参照】

赤ちゃんの寝付きが悪くなるリスクがある

成人の場合、カフェインは肝臓で徐々に代謝されて摂取後5〜6時間で半減しますが、妊娠中は通常よりも代謝機能が低下しているため、カフェインが体内に残りやすくなっています。

そのため、お母さんがコーヒーや緑茶を飲むと、その中に含まれているカフェインはお腹の中にいる赤ちゃんにも伝わります。

しかし通常、1歳未満の赤ちゃんにはまだ十分な代謝機能が備わっていません。カフェインに対する耐性が低いため興奮しやすくなり、生後も寝つきが悪くなってしまうおそれがあるのです。

当然ですが、睡眠は赤ちゃんの成長や発育において最重要とも言える大切な習慣です。先々の健康のことも考えて、妊娠中の段階からカフェインの摂り方には細心の注意を払いましょう。

赤ちゃんの落ち着きが悪くなるリスクがある

徹夜をするときはエナジードリンクが欠かせない、という人も一定数いますよね。エナジードリンクにもたっぷりと含まれているカフェインには興奮作用があり、睡眠だけでなく日中の活動状態にも影響を与えています。

これは妊娠中のお母さんや赤ちゃんも同様で、カフェインを過剰摂取すると日中も興奮状態が続き、落ち着きがなくなることがあります。

生後すぐの赤ちゃんがぐずりやすくなったり、泣きやすくなるなどの傾向が現われるかもしれません。

もちろん、妊娠中にカフェインを摂っていなくてもぐずりやすい赤ちゃんはいるので一概には言えませんが、いちケースとして覚えておきましょう。

妊娠中のお母さんも体調不良になる可能性

妊娠中でもそうでなくても、カフェインの過剰摂取が体に良くないことは周知の事実でしょう。下記の通り、カフェインの過剰摂取はさまざまな症状を引き起こすことが懸念されています。

  1. 不眠
  2. 動機、血圧
  3. イライラ
  4. 下痢
  5. 利尿作用による脱水症状
  6. 吐き気、嘔吐ほか

ただでさえホルモンバランスが乱れやすい妊娠中にカフェインを摂りすぎると、上記のような症状が深刻化するリスクも否定できません。

それに、お母さんの不眠や体調不良が慢性的に続けば、お腹の中にいる赤ちゃんの成長にも影響が及びます

十分な体調管理を徹底するためにも、カフェインの正しい摂り方をチェックしておきましょう。

赤ちゃんへのリスクを避けるカフェインの正しい摂り方

赤ちゃんへの健康リスクがあると言われているカフェインですが、大切なのはカフェイン断ちをすることではなく、正しい摂り方を知っておくことです

適切な摂取量を守り、日常的に摂取する食べ物や飲み物を賢く選べば、妊娠中も安心して過ごせます。

ということで、妊娠中の正しいカフェイン摂取について押さえておきたいポイントをまとめました。

摂取を控える時期妊娠初期〜
注意すべき食べ物・飲み物
  • コーヒー
  • 紅茶、緑茶、ほうじ茶
  • エナジードリンク
  • ココア、コーラ
  • チョコレート
1日の摂取量(目安)1日200mg以下
(コーヒー2〜3杯分)

「カフェイン摂取が良くないのは分かっているけど、コーヒーや紅茶で気分転換したい…」という方は、ぜひチェックしてみてください。

妊娠していつ頃から控える?

結論としては、妊娠が分かったタイミングからカフェインを控えることが推奨されています。

特に、妊娠初期は胎児がグンと発育する大切な時期です。お母さんが摂取したカフェインが強く作用しやすくなるので、まだお腹が大きくなる前の段階から控えておきましょう。

参照:ヒロクリニック『妊娠中のカフェイン摂取と胎児への影響とは【医師監修】』より

ちなみに、出産後の授乳期間中もカフェインの過剰摂取は避けることをおすすめします。
妊娠中と同様、カフェインは母乳を通じて赤ちゃんに伝わるので、泣きやすくなったり寝付けなくなったりする可能性があります。

注意すべき食べ物・飲み物

下記のような、いわゆる「嗜好品」のジャンルに属している飲み物は、総じてカフェインが含まれている傾向にあります。

  • コーヒー
  • 紅茶、緑茶、ほうじ茶
  • ココア、コーラ
  • エナジードリンク
  • 栄養ドリンク

コーヒーや紅茶、エナジードリンクは言わずもがな。意外なところでは、健康的なイメージのある栄養ドリンクにもまれにカフェインが含まれているので注意が必要です。

また、ココアと同様にチョコレートにもカフェインが含まれています。カカオの含有量が多いほどカフェインも増えるので、チョコレートが食べたいときはミルクチョコレートやホワイトチョコレートを選びましょう。

摂取量の目安

一般的に、妊婦さんのカフェイン摂取量は1日200mg以下に制限することが推奨されています。

世界保健機関(WHO)では1日300mgが目安とされていますが、英国食品基準庁(FSA)では近年の研究結果を踏まえて、妊娠中の女性は1日200mgに抑えてほしいと提言を改めているようです。

カフェイン200mgというと、コーヒーなら約2~3杯分、紅茶なら約3〜4杯分に相当します。
なお、エナジードリンクなら1本で許容量を超えてしまうこともあるので、やはり妊娠中はなるべく避けるべきでしょう。

ただし、カフェインの代謝については個人差があり、不眠や動悸などの症状が出る場合はさらに摂取量を減らさなければなりません。

妊娠中や授乳中は体がカフェインの影響を受けやすくなっているので、ノンカフェインの飲み物を積極的に取り入れて安全な範囲内で楽しむようにしましょう。

参考:厚生労働省『食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~』

【噂】カフェインが赤ちゃんの産み分けに影響するのは本当?

産み分けに興味がある人の中には、「コーヒーを飲むと男の子が産まれやすくなる」という噂を耳にしたことがある人もいるかもしれません。

というのも、カフェインにはY精子(男の子になるための精子)の運動量を活発化させるはたらきがあり、お父さんがコーヒーを飲んでからセックスをすると男の子が生まれやすくなるのです。

ポイントはセックスをする約1時間前にカフェインを摂取すること。コーヒーでも紅茶でも構いませんが、カフェインの効果を得るためには約1時間以内という時間を守ることが重要です。

また、女の子が欲しい場合は、逆にセックス前のカフェイン摂取を控える必要があります。

あくまで産み分けの効率を上げる手段の一つに過ぎませんが、産み分けに興味がある方は試してみる価値があるかもしれませんね。

カフェインを使わず安全に産み分けるなら「産み分けゼリー」がおすすめ

「コーヒーよりも根拠のある産み分け方法を知りたい」「産み分けをしたいけどカフェインは摂りたくない」という人には、産み分けゼリーをおすすめします。

産み分けゼリーとは、セックスの直前に専用のゼリーを膣内へ注入し、希望する性別の精子が子宮に到達しやすいよう調整するアイテムです。女の子用の酸性ゼリー、男の子用のアルカリ性ゼリーで膣内環境のpH値を整えるため、セックスの内容を気にする必要がなくなります。

もちろん、体内へ摂取するものではないので、カフェインのような不眠や緊張などの副作用はありません。

ネットショップ等で簡単に入手できる手軽さも相まって使い始める人は年々増えているようですので、興味がある方はぜひ試してみてください。

産み分けゼリーについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧になってください。
人気No,1決定!産婦人科でも処方する「産み分けゼリー」各社の効果、安全性、金額を徹底比較 〘PR〙

赤ちゃんとカフェインの関係についてよくある質問

最後に、カフェインが赤ちゃんに与える影響についてよくある質問をまとめてご紹介します。

  • Q.カフェインはなぜ子供にダメなのでしょうか?
  • Q.カフェインを摂ると赤ちゃんが発達障害になるのは本当ですか?
  • Q.赤ちゃんがカフェインを摂取できるのはどのくらいの量ですか?
  • Q.赤ちゃんがコーヒーを飲んでしまったらどうしたらいいですか?

Q.カフェインはなぜ子供にダメなのでしょうか?

子どもは成人に比べて肝臓の代謝機能が低く、カフェインを分解するのに時間がかかります。少量でも寝つきが悪くなったり、興奮状態や情緒不安定を引き起こす可能性があるため摂取量には注意が必要です。
現状、日本ではカフェインの摂取に年齢制限は設けられていませんが、3歳くらいまでは摂取を控えておくことをおすすめします。

Q.カフェインを摂ると赤ちゃんが発達障害になるのは本当ですか?

妊娠中のカフェイン摂取が生まれてくる赤ちゃんの障害を引き起こすという科学的な裏付けはありません。発達障害は遺伝や染色体異常によるものであり、現状、カフェインとの明確な関係性は不明であるとされています。

しかし、妊娠中に毎日カフェインを接種したことが、赤ちゃんの出生サイズの減少につながる可能性があるという研究結果が出ているのも事実です。

参考:内閣府 食品安全委員会『米国国立衛生研究所(NIH)、妊娠中の多くはない毎日のカフェイン摂取が、出生サイズの減少につながる可能性があるとする研究について公表』

カフェインを絶対に摂ってはいけないという訳ではありませんが、健康リスクを減らしたいなら摂取しないに越したことはないでしょう。

Q.赤ちゃんがカフェインを摂取できるのはどのくらいの量ですか?

カナダ保健省(HC)が示しているガイドラインによると、赤ちゃんだけでなく3歳未満の子どものカフェイン摂取は推奨できないと言われています。子どもはカフェインに対して過敏に反応しやすく、不眠症や頭痛、イライラ感、脱水症などを引き起こすからです。

ちなみに、カナダでは6歳までなら1日最大45mg、9歳までなら1日最大62.5mg、12歳までなら最大85mgまでと定められています。

もちろん、カナダ人と日本人では体質が違いますが、それでも赤ちゃんはほとんどカフェインを摂取できないと考えておいたほうが良いでしょう。

Q.赤ちゃんがコーヒーを飲んでしまったらどうしたらいいですか?

個人差はありますが、摂取後すぐに以上が現れることは稀ですので、基本的には様子見でOKです。しばらく様子を見て、いつもより落ち着きがない、イライラしている、興奮しているといった変化がみられる場合は医師へ相談しましょう。

ただし、下痢や嘔吐、パニック状態など、明確な異変が現われた際はすぐに病院を受診してください。

カフェインが赤ちゃんに与える影響について | まとめ

以上、本記事では妊娠中のカフェイン摂取が赤ちゃんに与える影響について、想定されるリスクを中心に解説しました。

「妊娠のカフェインは絶対にNG」というわけではありませんが、生まれてくる赤ちゃんに悪影響が出るリスクは否定しきれないのが実情です。適切とされる摂取量を守り、できる範囲で制限を続けるよう心がけておきましょう。

カフェインが多く含まれている食べ物や飲み物はできるだけ控え、カフェインレスコーヒー等を上手に取り入れながら、元気な赤ちゃんを迎えてくださいね。

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